■歯茎が腫れる、咬むと何となく痛いなど、「歯周病かな?」と思われる方へ。

歯周病の原因は一つとは限りません。世にいう「磨き残しの中のばい菌が悪さして歯茎が腫れる」だけではなく、咬む力・咬む癖・生活習慣・元々のあごの骨の質・ストレスなど、歯周病を起こす要素はたくさんあります。様々な要因が複雑に絡み合って発生するのが歯周病です。また、歯周病は口の病気の中で唯一の生活習慣病です。長年使い続けた結果、お口の構造自体がお疲れなのではないでしょうか?

当院では、ベーシックな歯周病の治療方法を基本に、患者さんの状態に合わせた治療を行います。

治療は歯茎の中の掃除だけでは終わらない場合があります。お口の中に入れているかぶせ物や入れ歯の不都合も関わってきます。歯茎の掃除の後、こういった構造物の交換も歯周病の治療に入ります。

歯周病の治療で一番重要なのは、「治療が終わった後の良い状態をキープする」です。一見簡単に思えますが、最も難しい作業です。「歯茎が良くなった、はいこれで全部終わり!」は決して言いません。治療が一段落したら、「この状態を保つために、定期検診にいらしてください」と言います。歯周病は「削って詰めて」の虫歯とは全く別物です。虫歯の治療に比べれば、治療期間はかなり長く、定期検診などを考えれば、生涯のお付き合いになる方もたくさんいらっしゃいます。

当院では、「患者さんがお年を召して、うちに通えなくなる日までサポートする」を念頭に治療計画を立てています。気長にお通いください。